お知らせ(2024/08/06)
ArdSCSino_98SASIおよびArdSCSino_TEST98は終了しました。
最終版ダウンロード
ArdSCSino とは
たんぼ(TNB製作所) さんが作成されたSCSI(SASI)ターゲットエミュレーターです。
(https://twitter.com/h_koma2)
zatoさんによってSTM32に移植されました。(https://twitter.com/z_alpha2)
ArdSCSino_TEST98はzatoさんが公開されていたArdSCSinoV2(20220410版)がベースになっています。
更新情報 2023/03/20
付属ドライバでマウントしたカードの第一パーティションに書き込めないようにしました。
独自実装なのでBlueSCSI等と同等かは分かりませんが
CDで始まるファイル名のファイルをCD-ROMドライブとしてマウントするようにしました。
細かな仕様変更とバグ修正をしました。
旧ファームは誤ったSCSIステータスを返すので更新してください。
ダウンロード
特徴や違い
PC-98特化
専用ドライバ(PC-98専用)によってSDカード内のファイルにアクセス可能。
デフォルトのCHSのHSは8:32になります。、8:25には非対応。
ウェイト挿入位置やウェイトのかかり方が違う。
(scsi-config.txtでウェイトの値を200にしても動作しないI/Fはおそらく動作しない。)
余計な処理を挟んでいるので転送速度が遅い。
(scsi-config.txtでウェイトの値を0にすると高速転送が適用されるが本家のものより遅い)
標準フォーマット対応のためにコマンド06hの挙動が違う。本家は何もしないがこちらはE5hで埋める。
NHDイメージ対応(現在バグがあるが直ちに影響はないので放置している)
HD[id][lun].NHDで起動時に読み込む。(例:HD00.NHDならID0,LUN0に読み込まれる)
専用ドライバによりMO,CDイメージ対応(MOはID5固定 CD-ROMはID6固定)
(以下は今後仕様変更する可能性がある)
SASI専用機を救済するためのMOイメージ対応なので
SDカードに直接アクセスできるようになった今機能を削除する可能性あり。
MOイメージは512バイト/セクタ固定、MOフォルダに入れる。拡張子はMOI
MOの自動読み込みのファイル名はMO.MOI
CD-ROMイメージは2048バイト固定 CDフォルダに入れる。拡張子はISO
CD-ROMの自動読み込みのファイル名はCDROM.ISO
専用コマンドによりメディアの入れ替えが可能
またMOの位置がID5なのでIDが開くとNECのDOSで利用できない。
お勧めのArdSCSino_TEST98の使い方
SDカードのパーティションをWindows10上で分割して
第一パーティションをArdSCSinoのイメージ用(FAT32,ExFat)
第二パーティションを共有ストレージ(FAT)
にするのがおすすめです。
MBR方式にしてください。GPTは扱えません。
専用ドライバの使用方法
第二パーティションをデフォルトでマウントするようにしてます。
第一パーティション(リードオンリー)で使う場合は/P1をオプションで指定してください。
SASI
DEVICE=ARDDRVA.SYS (/Pn nはパーティション番号 デフォルトは2)
SCSI
DEVICE=ARDDRVC.SYS (/Pn nはパーティション番号 デフォルトは2)
第一パーティションはArdSCSinoのイメージファイルが入っているので
ドライバ経由で書き込みが出来ないようになっています。
また当ドライバはリムーバブル非対応なので起動中にSDを抜き挿ししないでください。
トラブルシューティング
他のArdSCSinoやBlueSCSIファームではこの方法は使えません。
当方が公開しているArdSCSinoファームのみ調整できます。
SASI編だけ
DISK ERROR!で起動しないんだが・・・
ウェイト不足->
まずはウェイトを500まで増やす。動いたなら徐々に減らしてみる。
動かないのならロジアナで調査する必要があるのであきらめたほうがいい。
Inquiryに細工してある可能性がある->
Debugを有効にしたファームでないと判断できないので当方に連絡してみる。